次世代機PS5の性能ってどのくらい凄いの?と思われる方に役立つ内容として、PS5に使用されているパーツをPC用で価格と性能を比較してみました。
- PS5のスペック
- CPUの性能
- GPUの性能
- フレームレートの予想値
PS5のスペック | |
CPU | 8コア16スレッド 3.5GHz |
GPU | 10.3テラフロップス(PS4は1.8) |
SSD | 爆速の5.5Gb/s |
この性能のゲーミングPCを購入しようとすると有名なXGドスパラPCで例えるとGALLERIA AXG相当の性能で価格はなんと189,000円くらいになってしまいます。
それが次世代機として数万円で販売される予定と考えたら、欲しくなりますよね?発売日は2020年の年末なのでそれまで性能を確認して色々準備をしていきましょう。
目次
CPUはx86-64-AMD Ryzen “Zen2″8コア16スレッド
PS5のCPUの性能 | |
CPU | x86-64-AMD Ryzen “Zen2″ |
8コア16スレッド | |
周波数:最大で3.5GHzまで可変 |
PS5のCPUの性能は8コア16スレッドの周波数3.5GHzとなっています。
Ryzen7 3700X相当の性能
Ryzen7 3700Xの性能 | |
CPU | AMD Ryzen7 3700X |
8コア16スレッド | |
周波数:3.6GHz(ブースト時4.4GHz) |
CPUの性能を表す数値。一般的多く使用されているので性能が比較できるようになっている値
CINEBENCHI15のベンチマーク | |
AMD Ryzen7 3700X | 2000くらい |
Intel core i9-9900K | 2000くらい |
Intel core i7-9700K | 1500くらい |
AMD Ryzen7 2700X | 1800くらい |
AMD Ryzen7 3700Xの性能はIntel core i9-9900Kと同等のCPUとなっています。
CPUの性能が凄いとどうなるの?
CPUの性能が高いほど複雑な計算ができるようになり、計算も速くなります。つまりタスク作業がいっぱいできるので高画質でゲームの生配信ができるといったメリットがあります。
シネベンチ15のスコアを目安にするとわかりやすいです。
- 2001~2500:高画質で生配信ができる超高性能モデル
- 1501~2000:高性能モデルと呼ばれるCPU
- 1000~1500:不満を感じない程度のCPU 標準
GALLERIA XGでのCPUのスコアは1400くらいで、スコア2000はGALLERIA ZZモデルと同等ともいえるスコアでもあります。※GALLERIA ZZは25万以上するゲーミングPCです。
高性能モデルのゲーミングPCに搭載されているCPUに似た性能が次世代機PS5のCPUの性能になっているので驚きですよね
GPUはAMD Radeon™ RDNA (Radeon DNA) -based graphics engine
PS5のGPUの性能 | |
GPU | AMD Radeon™ RDNA (Radeon DNA) -based graphics engine |
レイトレーシング | |
周波数:最大2.2GHzまで可変 | |
10.28TFLOPs(テラフロップス) |
PS5のグラフィック性能の表すテラフロップスは10.28になっています。
GPUの処理能力の性能をしめす数値で1秒間に1兆回の演算を何回できるかというのを表す単位
RTX2080相当のグラフィック性能
TFLOPsスコア | |
PS5 | 10.3 |
Geforce RTX2080 | 10.1 |
AMD Radeon RX Vega56 | 10.5 |
PS5はレイトレーシングに対応しているのでGeforce RTX2080が比較対象として最適としています。
PC用ではグラフィックボートと呼ばれるビデオカードの性能でフレームレートが左右されます。このRTX2080相当の性能はフルHDやWQHDで140fpsが可能な性能のGPUになっています。
10.3テラフロップスの性能での映像出力
映像出力とはフルHDでのフレームレートやWQHDでのフレームレートといったように、ゲームでどのくらいのフレームレートになるかを調べてみました。
PS5のGPUの性能とほぼ同じ性能のGeforce RTX2080で見ていきましょう。ゲーミングPCでのデータになり画質設定低~高なので目安としてください。
※ソースはネット上のデータを独自で調査しての統計
Geforce RTX2080の映像出力 | ||
APEX LEGENDS | 4K | 60~90fps |
WQHD | 90~120fps | |
フルHD | 110~140fps | |
モンスターハンター | 4K | 30~120fps |
WQHD | 60~140fps | |
フルHD | 100~140fps | |
レインボーシックスシージ | 4K | 70~130fps |
WQHD | 150~250fps | |
フルHD | 200~300fps | |
ファイナルファンタジー15 | 4K | 40~80fps |
WQHD | 80~130fps | |
フルHD | 100~165fps |
基本的に映像の作りこみが綺麗なタイトルほど重くなるのと、ほとんど映像に変化がないタイトルではすごく差がでました。
PS5ではHDMI2.1規格搭載で8Kにも対応していると考えると、データ上の変化も有ると考えられるので注意してください。※RTX2080はHDMI2.0規格
PS4とPS5のGPUのテラフロップスを比較
現行品のPS4と次世代機PS5のGPUを比較してみると、どれくらい凄いのが想像しやすいです。
PS4とPS5のGPUを比較 | |
PS4 | 1.84 |
PS4PRO | 4.14 |
PS5 | 10.28 |
まとめ:次世代機PS5の性能は凄いけど、8Kは現実的ではない
次世代機PS5のはCPUやグラフィック性能を見てもハイエンドPC(コアユーザー向け)よりも高いスペックになっています。
8Kまで対応しているHDMI2.1規格搭載されているゲーミングモニターはなく、ほとんどHDMI2.0規格になっています。
超高額100万以上かかる8K対応テレビが必要になります。
PS5の性能を活かすにはWQHD解像度のモニターという選択も必要
4K対応ゲーミングモニターで140Hzと考えると、残念ながらゾッとする金額になってしまいます。RTX2080での映像出力のデータではフルHDとWQHD解像度ではほとんど差がないので
次世代機PS5の性能を活かすためにはフルHDよりもWQHD解像度のゲーミングモニターという選択肢も必要だと思います。
